MUJIんblog

オッサンの独り言です。パソコン、スマホ、カメラ、楽器、バイク、猫、無印良品などなど、趣味の話題で行こうと思います。

ケーズデンキで炊飯器を買った話。

 最近、家電が次々と寿命を迎えておりまして、洗濯機が爆音を鳴らしているので、ケーズデンキに行ったんですが、ついでに炊飯器もボロボロで、炊きあがりが怪しいという事で、買ってきました。一緒に買うからまけて・・・とお願いしまして。洗濯機はまだ届いてないので、炊飯器の感想などを。10年前に買った機種との比較です。

機種選定

 正直下調べなしで行ってしまったのは少々後悔しとります。

もともと使っていた炊飯器が象印で、お気に入りだったので、象印は決め打ち。グレードが色々あるわけですが、中級グレードで、加圧ありでも3種類置いてありました。量販店ごとに使用が違うモデルもあるので、正直同じかよくわからんのですが、見た目で近そうなやつをAmazonで見るとこんなところ。

 

 これと同じ外装の、内釜違いで2種類。高い方は一部上位機種の機能も引き継いでいる模様。2.5万円と3.4万円くらいかな。どちらも1.15気圧でした。

 

 今回買ったのに近いのがこれ。使っていたのと同等グレードと思われます。買ったのがケーズデンキモデル(型番はNP-BI10KS)なので、若干仕様が違います。圧力は1.3気圧で、上の機種より高め。いやーしかし、仕様が違うとはいえ、このAmazonのやつの方が7000円くらい安いか。だいぶまけてもらったんですがね・・・。

 

 因みに象印のHPにはどっちも載ってないですな。

www.zojirushi.co.jp販売チャネルごとにカスタムされていて、正直訳がわかりません。象印さん・・・。全部HPに載せてくれれば良いんですが・・・。

 

旧機種との比較

外観

 左が購入品、右が旧品。色はブラウンになり、文字が減って野暮ったさは減ったかも。でも、形状は全く同じ。

 

 中身もほぼ同じ(ご飯が入っていて申し訳ない)。購入品はうるおい二重蓋が省略されて、原価低減?されとります。気になって色々見た感じ、上位機種でも無くなっているようです。極め保温等の機能向上で不要になったんですかね。

 

 内蓋の形状もほぼ一緒。旧品は凹凸が付けられていますが、購入品は省略されとります。これも原価低減かな。まあ、凹凸に意味があるのか微妙なところ。省略しても問題ないのでしょう。

 

 因みに互換性があるようです。内蓋入れ替えたら見事にどちらもハマりました。内蓋は、メンテナンス用にメーカーから買えるので、それだけ買って付けることも可能かも。おすすめはしませんけども。

 

 上が購入品で、下が旧品(以下同様)。購入品は羽釜と言うには・・・ですが、AmazonのやつやHPのやつとも違うようです。店員さんが言うには、リングの所が中空になっていて、その下は鉄コーティングされている感じ。旧品の製造方法をスマートにした感じなんでしょうな。ん-でも軽い。

 重量量ってみました。購入品は641g、旧品は890g。だいぶ軽量化されとります。板厚が減ったんですな。原価低減ですが、美味しければいいんです。美味しければ。

 内釜の目盛りが変わっています。0.5合の線が増えていて助かります。うちは精米機を使っているので、精米でぴったり3合とか、なかなかできないんですよね。半端な量になりがちなので、目安が増えて超助かる。機能が若干変わった(下記)ので、目盛りの内容も変わっています。エコ炊飯やすしめしの水加減は、白米と同じで良さげですね。

 

機能

 コンセントを抜くと全メニューが表示されるので、比較してみますと、「おこわ、玄米活性、蒸気セーブ、ふつうおこげ、炊き込みおこげ」が無くなって、「麦ごはん、お弁当、わが家炊き」が増えとりますな。まあ、どれも使ってなかったですが。説明書によると、「おこわ」は「すしめし」、玄米活性は玄米の「熟成」に置き換わったようです。「蒸気セーブ」と「おこげ」は代替機能が無さそうなので、ご注意を。

  保温も変わっていて、「高め、低め」から「高め、極め保温」になっとります。低め保温が24Hまでとなっていたところ、極め保温は40時間までと延びています。”極め”を名乗るだけあって、制御が良くなったんですかね。高め保温は12Hで同じ。熱々が食べたいので、今まで「高め保温」にしてましたが、今回、デフォルトが「極め保温」だったので、そのまま使っています。以前の「低め保温」より温かい気がして、違和感もないので、そのまま使うかなと。ぬるいと思ったら、炊飯ボタンを押すと数分で再加熱も可能です。

 クリーニングという機能も増えてますね。中の匂いが気になる時、水を入れてポチッとやると、匂いが取れるそうな。もうちっと使い込んだら試してみます。

 ひたすら良いところを探そうと、説明書をよ~~~~く見たところ、購入品は旧機種よりも、更に象印HPの機種よりも、ほとんどのメニューで、炊きあがりの時間が数分早いようです。が、Amazon仕様とは同じです。転載はしないけど、象印のHPから説明書をダウンロードできるので、興味ある方は見てみてくださいませ。

 注目は新メニュー「わが家炊き」ですかね。アンケートに答えると、炊きあがりの硬さと粘りが調整できるようです。

 お米選択を長押しすると硬さを聞いてきます。矢印で、弱・良い(点滅で消えてます)・強から選択し、お米選択を押す。

 

 続いて、粘りも同様に選んでお米選択を押したら完了。

 ネット情報からすると、硬さと粘り7段ずつ、49通りの炊き方マップを1マスずつ移動するんでしょうな。一見学習する感じですが、微調整という方が合っている感じ。その日の炊きあがりを確認しながら食べるというのは楽しみでもありますね。ご飯の美味しさを再確認できます。

Amazon仕様(BJ10)との比較

 こいつは7000円くらい安いので、仕様差を説明書ベースで比較してみました。

炊飯機能

  • BI10KSのみ:麦ごはん、お弁当
  • BJ10のみ:蒸気セーブ

ハード

  • BI10KSのみ:羽釜リング付きプラチナ厚釜
  • BJ10のみ:うるおい2重内ぶた、鉄器コートプラチナ厚釜

 んーあまり変わりませんね。内釜が違うけど、炊飯時間は同じなので、余分にお金を払うようなアドバンテージはありませんでした。トホホ・・・。お店の延長保証くらいでしょうか。

感想など

使い勝手

 まあ、変化なし。形状もボタン配置も変わってないですしね。「うるおい二重内ぶた」が省略されたので、洗い物は減りました。

炊飯機能

 肝心の、ご飯の美味しさですが、デフォルトが「エコ炊飯」なのですが、一回も使っていません。省エネが必要な昨今、こうするしか無いのでしょうね。でも、象印の真骨頂は「熟成炊き」だと思います。今まで「熟成炊き」を常用していて、とても美味しく炊けていたんですが、新型になっても、やはりこれが一番旨い。弾力や粘りもいい感じ。時間がかかるのが難点ですが、急がない時はこれ1択な気がする。

 「わが家炊き」も面白いですが、炊きあがりは普通の炊飯と変わらないような気もする。アンケートを3連続で入力してみたら結構変わったので、確かに調整は効きそうです。

 ただ、メカ好き人間としては、今、マップのどこにいるのか知りたくなる。通常の「ふつう」とか「もちもち」とかやめて、これだけにしちゃうってのも面白そうですね。熟成炊きが微調整できたほうが更に面白いですが。しかし、対話型っていうのもよく考えたなとも思います。メニューがいっぱいあったら困る人も多いですしね。

 説明書によると、「わが家炊き」は「熟成炊き」より炊飯時間が短い。最初は熟成炊きのカスタマイズができるのかと思ったけど違うのね。

 「急速」はやはり旨くない。これはあまり進歩していないかも。炊きたてはまずまずですが、ちょっと時間が経つと、他の炊き方に劣るなと。時間がない時に使いがちですが、極力避けるようにしています。まあ、これが旨かったら他の炊き方いらないですしね。仕方ない。

 「極め保温」はなかなか具合がよく、24H保温してみましたが、多少黄色くなるものの、カラカラに乾くこともなく、匂いもそれほど気にならず、温度も低すぎず温かい状態で食べられました。以前は”高め”で保温していて、カピカピ部分ができて嫌、低め保温だとヌルすぎて嫌という状態だったんですが、進化してますな。うるおい2重内ぶたも必要無さそう。

 旧品は内蓋のシール性が落ちているのか、蓋を閉める手応えがほとんど無し。購入品はグッと力が必要。圧力が漏れていたら分かりそうなものですが・・・。あと、水加減も少なめにしないとベチャッとしていました。米のせいかと思っていたけど違うかもですね。購入品は目盛り通りの水加減でもシャッキリ感が増し、弾力もしっかりあります。内蓋も数年経ったら買い替えたほうが良いのかもしれませんな。

 我が家の米は秋田の親戚から玄米状態で送ってもらっているのですが、たまに食べる別の米より旨い。やっぱ炊飯器もグレード下げたくないなと。緊縮財政の中、ちょっと高かったけど、機能、性能については満足です。

その他

 今回は価格リサーチが失敗ですな。販売チャネルごとに仕様が違うせいで、こうして細かく調べないと、何が違うのかさっぱりわからないし、お店での交渉も、違う機種と比較できないので難しい感じですが、小型の家電ならAmazonくらい確認したほうが良いですな。

 お金があれば、最上位機種なんかも試してみたいですが、どうですかねー。長寿命なわけでもないしなあ。

まとめ

 象印の炊飯器は、何はなくとも「熟成炊き」がおすすめ!