NVMeなSSDが欲しくなって早数年。現在使用中のSATAなSSD(500GB)が手狭になってきた。最近だいぶ価格もお安くなってきまして、このブログでみなさんがポチってくれたアフィリエイトが少し貯まったので、ムズムズしておりました。Amazon初売りが1月3日~なんですが、お目当ての機種に1月2日までのクーポンが・・・ポチってしまいました。という事で、顛末を残します。
機種選定
こちらの超絶詳細なブログを参考にさせていただきました。
予算がないので、1万円程度に抑えたい。あと、謎メーカーはちょっと嫌。となると、あまり選択肢はなく、PCIe3.0対応の製品となる。将来を考え、PCIe4.0対応製品がほしい所ですが、グッと我慢です。と言うことで、候補は・・・
以下「オレンジ」。上記サイトで好評価。最後まで超迷った。DRAMキャッシュ載ってるし、NAND4枚で分散アクセスできるから、実用速度は上位の"plus"以上。多分普段遣いはこれで十分。1,900円クーポンでコスパ最強。国産NAND使用で円安影響回避できてるのかな? 1,000円クーポンあるけど、少し高い。上記サイトでは性能も奮わずイマイチかなと。NANDの数が少ないので、分散アクセスできないみたい。 現状、crucial MX500(SATA)を使っているので、正常進化できる。安いけど、旧型。新型は高い。crucialのモメンタリキャッシュはDTMアプリと相性が悪いので使えない。 一発の速さ(シーケンシャルRW)はあるけど、高い。実用速度はKIOXIAの勝ち。WDもスッカリ偉くなってしまって・・・。 今回購入の品。"オレンジ"と超迷った。レイテンシはNANDの世代が新しいオレンジの勝ち。こちらはNAND8枚の分散アクセスでシーケンシャルRWが速い感じ。バカでかいゲームや開発ツールなんかをインストールしたり消したりするには良いかも。2000円クーポンで1万円切りって、もう買うしか無いなと。他社より低い寿命(TBW)がちょっと心配ですが、今まで使っていたSSDも全然寿命減ってないし、それよりもTBWがでかいので問題なし。とは言え、他社並みに、もうちょっと増やしても良いんじゃないですかね。日本の会社だし、安全を見ているような気がします。開封の儀
封筒入りで、ポストに配達されました。箱小さい。まあ、中身も小さいので問題なし。
普通のパッケージ。
装着の儀
使用中のマザーボードはASUS PRIME X370-Pro
ネジはマザーボードに付属しております。忘れずに準備すべし。
M2スロットはCPUクーラーとGPUに囲まれています。とりあえずGPUを外す。
ネジの土台を装着。穴が複数あるので、マニュアルで2280の穴を確認しました。
スロットにブスッと差し、
ドライバーでねじ込み、終了。ネジが小さいので精密ドライバー使いました。締め過ぎ注意。
GPUを戻して完成。GPUの電源コネクタつなぎ忘れて画面が映らず右往左往しました。お気をつけを。
あと、ヒートシンク付けたい人は、周囲をよく確認されたほうが良さそう。今回の機種は両面実装なので、両面対応とか付けたい感じですが、裏側のスペースとかあまり無さそう。ゴツいやつはCPUクーラーとも当たりそう。まあ、よっぽど負荷をかけ続けなければ要らないですけども。
マイグレーションの儀
何度かやり直しているのでスクショがバラバラですが、参考までに。
今回はAcronis True Image for Crucialを使用。移行元がCrucialなので、使えました。しかし、こいつ中々じゃじゃ馬です。昔から不具合多いソフトですが、まずインストールで躓く。インストール中にエラー。クリーンアップツールで昔のインストールの痕跡を消去してもエラー。再試行ボタンがあるので、押してもエラー。負けずに3~4回押したら・・・インストール完了。何だそれ。
KIOXIAさんは移行ツールを配っていないので、ご注意を。最近、無償で使えるツールが減っているみたいですな。KIOXIAさんも何か使えるようにしてもらえませんかね・・・是非。
転送元のドライブを選択。機種名が表示されているので、間違えにくくてよろしい。
転送先のドライブを選択。
何かパーティション表示の中に赤いバツマークが。後ろに空き領域ができて変更できない。んーなんだろ。この後、昔よく使ったEaseUS ToDo Backupをインストールして見たものの、そのままではマイグレーションが使えなくなったみたい。
手動でやり直してみる。
中略。
Cドライブのパーティションサイズが拡大して、残り領域を割り当ててくれた。
KIOXIAのユーティリティー。ちゃんと認識してます。ファームウェアも最新らしい。
機能的には一般的で、状態確認、ベンチマーク、オーバープロビジョニング、ファームウェア更新くらい。メインメモリをキャッシュに使う機能は無いです(有ったとしても上記の通りで、使わない可能性大ですが)。Amazonレビューでは使い物にならない感じでしたが、うちでは安定して動いています。しかしこいつ、常駐するのね。温度など色々警告してくれるみたい。と言っても、常駐は不要な気がする。心配な人には良いかも。
ベンチマークの儀
一応やってみたので載せておきます。設定はキャプションに書いてあります。容量半分くらい使っているので、より実際に近いかもしれませんな。オーバープロビジョニング(未使用領域の確保)はしませんでした。 ユーティリティーにもベンチマークが付いてます。
まあ、SATAからの移行なので、十分でしょう。
感想
増えた容量で何をしたいかと言うと、SSDの容量がキツかったので、Android StudioのSDK部分をHDDに逃がしていたんですが、これをSSD内に持って行きたいなと。実際移動してみたら・・・時間計ろうとしたけど、他の問題がいろいろあって断念。ソースコードもSSDに置いたり色々やってみようかなと思います。
Windowsやアプリ、ゲームの起動は、速くなっている気はするけど、劇的・・・ではないかも。ゲームはネットワークとか、サーバ側の速度も関係してそうだし。ディスクのアクセスなんてどれも数秒ですしね。まあ、予想していた通りで、よく分からんのが正直なところ。やっぱり、シーケンシャルReadが500MB/sから3500MB/sになったところで、実用速度はそうでもない。数字に引きずられてしまいがちですがね。なので、2000円安いオレンジの方でも良いのかもしれません。ただ、1回立ち上げたアプリは、2回目は爆速です。キャッシュ恐るべし。
容量に余裕ができたので、HDDに逃がしていた色々なものをSSDに戻したり、開発ツールみたいなバカでかいもののインストールやアンインストールをして、負荷がかかるような使い方を考え、遊んでみたいと思います。