最近の自作PCマザーボードには、大抵、「USB3.1フロントパネルコネクター」なるものが付いていると思います。
が、うちのPCケースは旧式のため、フロントパネルにUSB3.1端子は出ていない。せっかく付いているのに使い道がないという、モヤモヤを解消すべく、こんなものを買ってみました。1800円くらいでした(ちょっと高いのでずっと買えずにおりましたが、懸賞で小銭をゲットしたので購入)。
選定
Amazon内に似たような品物がいくつかあるので、用途に合わせて選ぶと良いと思います。ケーブルの長さと、ケーブルの断面形状(丸orフラット)、type-C端子部分の形状でしょうか。どれも2000円位するので、なかなか踏み切れない感じでしたが。
こいつはケーブル長50cmで、断面が丸のケーブルの方が多少融通が利きそう、一応リアのブラケットが付いていて、後ろに出すときにも使えるのが選定ポイント。
他にも10cm短い
フラットケーブル
などなど。
現在、5インチベイに3.5インチベイアダプターを付け、3.5インチサイズのカードリーダーが付いているので、カードリーダーごと交換するのがキレイに収まるのですが、カードリーダーの性能も変わらなそうだし、コスパは良くない。
こいつで¥3700くらい。折角USB3.0や3.1に接続するのに、カードリーダー部分がUSB2.0と言う謎商品もあるので、注意です。
おすすめできないモノ
あと、昔こんなキワモノも試したけどダメでした。
USB3.1ヘッダーをUSB3.0ヘッダーに変換するパーツ。
ASUSのマザーに謎のUSB3.1ピンヘッダが有るんだけど、勿体無いから変換ケーブルを買ってみたが、USB2.0の速度しか出ない。色々試したけど変わらず。相性問題らしい。1100円もしたのにシヌ。#ASUS #Ryzen #Ainex pic.twitter.com/R6DUn49BfI
— むじんくん (@takasi_s) 2018年10月10日
USB3.1ヘッダーの端子は、USB端子ほぼ2個分の信号が取れるのですが、USB2.0信号のラインが1個分足りない。そこで別のUSB2.0ヘッダーから信号を持ってきて、USB3.0 2個分の信号を揃えてやろうという、超キワモノ。実際使用すると、USB2.0としてしか動作せず、USB2.0ヘッダーを消費しているので意味がない。残念パーツでした。
3.1ヘッダーを3.0ヘッダーに変換するケーブル。
同じ理由で、USB3.1ヘッダーの信号ラインが足りないので、USB3.0 2個のうち1個は使用不能になります。1個取れればいいや、という方には良いかも。
設置
開封の儀。
50cmと言っても、コネクターの先端~先端なので、結構短いです。40cmだと結構きついケースもありそう。リアに出すならこのままお手軽にできますが、フロント側にType-Cコネクタが1つもないので、今回はフロント側に引っ張ります。
最初はここに付けたいと思ったんですが、裏側にスペースがなく、断念。
カードリーダーの横、5インチベイパネルに丁度いいスペースがあるので、ドリルで穴を明けて設置することに。
最初は最低限の穴あけをしたのですが、パネルの板厚が厚すぎて、ケーブルが奥まで挿さらないという・・・。端子がもうちょっと出てくれていれば良いんですが、黒いカバーを剥いてしまうと、ナットも一緒に出てきてネジ止めできなくなります。仕方なく、パネルの穴をヤスリで広げます。
ケーブル側のコネクタカバーを避けられるよう、大きめにしました。挿すものによってはまだ足りないかもしれませんが、ネジ穴とくっついてしまうのでやりすぎ注意です。
若干傷が目立ちますが、まあ、良いでしょう。
一応、USB3.0対応USBメモリを、Type-C→Type-A変換ケーブル経由で刺してみましたが、それなりの速度が出ていたので大丈夫そうです。残念ながらUSB3.1対応機器は持っていないので、フルパワー出せるのかは未知数です。ポータブルSSDとか欲しいですな。